100本の赤バラの相場と価格の違う理由
プロポーズや記念日のサプライズとして〇〇本の花束を贈ろうと思ったけれど相場が分からない、
ネットで調べても値段がマチマチ。
結局どの花屋で頼めば良いか分からない、そんな方へ向けた記事になります。
最近は感染症の影響で海外からの激安バラは入荷が減りました。
それでもバラ1本100円~2500円と販売価格に幅がある理由を花屋歴30年以上の私見でお伝え致します。
バラの値段が違う理由
産地
- 花屋には避けたい産地がいくつかあります。一部の外国産のものは育成環境や流通の問題でコンディションが悪いので人気がなく、国産でも日照や技術的な問題で品質が劣り、結果安い商品として流通しています。
逆に品質に信用のある産地は2倍の価格でも売れていきます。
等級
- 花にも等級(優・秀・良)M・L・2L・長さなどがあり卸売り価格に2~3倍と影響します。特に長さで利用方法が限定され育成コストもかかる為、価格に影響します。
また、長さが長い程に茎が太く丈夫で花が大きい傾向があります。逆の短い花は安価ですが小さな花の事が多いです。
花屋
- 上記の(花原価1~6倍)×(花屋の独自掛け率2~6倍)=売値(100円~2500円)となります。
値段で勝負のお店は安く仕入れなくてはなりません。
高級店なら品質が良ければ価格はお客様が負担しますし立地・ラッピング・スタッフ等に高いコストがかかる分は稼がなくてはなりません。
品質が良くリーズナブルな花屋は良く聞くフレーズですが希有な存在です。
他店が出来ない事が出来る理由があるはずです、店舗の固定費が少ない・スタッフが少ない・利益より優先するものがあるなど、花や仕事へのプライドを感じるお店も存在しますし、当店もそうありたいと努めております。
どんな店舗なのかはサイトの雰囲気に出てしまうものだと感じます。
そしてまた、良くも悪くもお店に合ったお客様が不思議と引き寄せられるものです。
恋人や友人選び、ファッションのように花屋選びもセンスが現れます。
皆様が悩んで選んだ花が贈り先で喜ばれますように。
結論
- 直接届ける花屋を選ぶ、配送業者を使う花屋は避ける(1本折れると意味が変わる)
- ネットで最安を謳う、配達業者を使う
地雷花屋は避ける - サイトでは写真マジックにかからず、しっかり本数が入っているか数える。
- お問い合わせや相談に丁寧に誠実に答えてくれるか?
せっかくの大切な贈り物、共に喜び合えるような素敵な花屋を見つけて下さいネ!